#機能紹介:[Only Structure For Transactions] プロパティ

 

こんにちは、渡邉です。

今回はエクスポート時に設定できる[Only Structure For Transactions] プロパティについて記事を書きます。

[Only Structure For Transactions] プロパティは「True」に指定することでトランザクションの構造のみをエクスポートすることが出来ます。
フォームや変数、Rulesの記述などはXPZ ファイルに含まれません。

ではさっそく確認してみましょう。
今回の検証では、以下の「KokyakuTR」(顧客)を作成しました。

[Structure]エレメント

[Web Layout]エレメント

[Rules]エレメント

[Events]エレメント

[Variables]エレメント

 

では、2種類のエクスポートファイルを作成してみましょう。
1つ目は[Only Structure For Transactions] プロパティを「False(デフォルト値)」のままエクスポート。
2つ目は[Only Structure For Transactions] プロパティを「True」に指定してエクスポート。

 

Only Structure For Transactions:False(デフォルト値)

まず、1つ目は[Only Structure For Transactions:False(デフォルト値)]のXPZをインポートしてみましょう。

ご覧のように フォーム、Rules、Event、変数の内容もそのままインポートされています。

 

■Only Structure For Transactions:True

次に、2つ目の[Only Structure For Transactions:True]に指定したのXPZをインポートしてみましょう。

 

フォームの変更、RulesやEventの内容、変数もインポートされていないことが確認できますね。
ちなみに、アトリビュートのプロパティ設定はインポートされましたが、「Phone, GeneXus」→「Character(20)]など標準ドメインは型値となっていました。

 

今回の内容は短めですが、以上です。

異なるKB間でxpzのやりとりを行う場合、受け取り側のシステムでは構造のみ必要とし、画面として使用しないケースがあると思います。そのような場合ではこのように構造のみ取り込むことにより、ビルド時間の短縮などのメリットがあるのではないでしょうか?

この記事がお役に立てれば幸いです。 最後まで閲覧ありがとうございました。