#機能紹介:参照機能

こんにちは、栗島です。

この記事では、GeneXusの「参照」機能について、紹介させていただきます。
GeneXusでは、対象のオブジェクトが参照されているオブジェクト、参照しているオブジェクトを確認するための「参照」機能があります。

下記のように左側のパネルには、指定されたオブジェクトの参照元(どのオブジェクトから参照されているか)、右側のパネルには参照先(どのオブジェクトを参照しているか)が表示されます。

参照機能の利用方法

例として、指定したSDT(CountrySDT)を参照元、参照先を検索する場合は、対象オブジェクトのタブで右クリックを押下します。

参照を選択します。

参照元(左側パネル)と参照先(右側パネル)のオブジェクト一覧が表示されます。
この例では、SDT(CountrySDT)はデータプロバイダー(GetCountryDP)から参照されており、Attribute(CountryIDとCountryName)を参照していることが確認できます。

データプロバイダー(GetCountryDP)を確認すると、下記赤枠の部分でCountrySDTを参照していることが確認できます。

また、SDT(CountrySDT)はAttribute(CountryId、CountryName)を参照していることが確認できます。

次に、よく参照機能を使用するオブジェクト(Procedure、Transaction、Attribute)について例を記載します。

Procedure

Procedure(RegistP)はWebPanel(TestWebPanel)から参照され、Transaction(Country)、Attribute(CountryId、CountryName)を参照していることが確認できます。

※Defaultと表示されているのは、Generatorの種類となります

Transaction

Transaction(Country)はProcedure(RegistP)から参照され、テーマ、Attribute(CountryId、CountryName、CountryAreaId)を参照していることが確認できます。

※テーマはCountryトランザクションのWebFormで使用しているテーマが表示されます

Attribute

Attribute(CountryId)はTransaction(Country)、SDT(CountrySDT)、データプロバイダー(GetCountryDP)、WebPanel(Gx0010)、インデックス(ICountry)、Procedure(RegistP)、WebPanel(TestWebPanel)から参照され、テーマAttributeを参照していることが確認できます。

※WebPanel(Gx0010)はTransactionを作成時に自動で生成される画面となります。

グループ参照

さらに参照機能には、便利機能として「グループ参照」機能が備わってます。
下記赤枠の「タイプ別のグループ参照」にチェックを入れると

タイプ別にグループ分けが行われ、参照機能をより効率的に使用することができます。

いかがでしたでしょうか?
参照機能を使用することで、対象オブジェクトを修正した場合に、
どこに影響がでるのかを整理するのにとても便利な機能です。

最後まで閲覧頂き、ありがとうございました。