#機能紹介:GeneXus 18の大きな変更点

こんにちは、渡邊です。

日本でも今年4月にGeneXus 18がリリースされました。
トータルエクスペリエンス、スーパーアプリとミニアプリ、クラウドネイティブなどの現在のトレンドを追従した新機能も気になりますが、まずは開発時に影響が大きい変更点についてご紹介したいと思います。

標準デザインの変更

下図はGeneXus 18の新機能の目玉でもあるUnanimoデザインです。

綺麗ですよね!
GeneXus 17までのCarmineデザインにより、より現代的な印象を受けます。
見た目が大きく変わりましたが、実装面も大きく変更になっています。

以前のデザインであるCarmineはテーマオブジェクトで作成されていました。
テーマオブジェクトにクラスを追加やプロパティを修正することで、デザインの変更ができました。

GeneXus 18で新規にKBを作成すると、テーマオブジェクトは一つも含まれておりません。
Unamimoデザインはデザインシステムオブジェクトで作成されています。

上図の通りUnanimoデザインは参照モジュールに含まれており、直接変更することはできません。
KBの作成時にKB名と同じ名称のデザインシステムオブジェクトが自動生成されておりますので、そちらをカスタマイズします。

KB名と同じ名称のデザインシステムオブジェクトに上記を記述し、ビルドします。

画面ヘッダ部分とメニュー部の色が変更できました。

テーマオブジェクトは今後は利用することがなくなり、デザインシステムオブジェクトのみで調整することになりそうです。
デザインシステムオブジェクトについては、下記記事もご参照いただければと思います。

Developer Menuの変更

GeneXus 17まではビルド後にブラウザのDeveloper Menu(開発者メニュー)が表示されて、確認したい画面にアクセスしていました。
GeneXus 18ではビルド後にLaunchpadというタブがGeneXus IDE上に表示されます。

WEBアプリではオブジェクト名をクリックするとブラウザが起動されて、アクセスできます。
Launchpadに慣れるまではブラウザからDeveloper Menuを探しがちですが、ビルドの度にブラウザのタブが増えることもありませんので、少し使いやすくなったかと思います。

IEのサポート廃止

GeneXus 17まではIEがサポートされておりましたが、GeneXus 18で正式にサポート対象外となりました。
新規の案件ではIEをサポートすることはないかと思いますが、稼働中のシステムがIEのサポートを明言している場合には注意が必要です。

まとめ

如何でしたでしょうか。
個人的にはUnanimoデザインを利用する目的のみでも、GeneXus 18を導入する価値があるかと思っております。

この記事がお役に立ちましたら幸いです。最後までご覧頂きありがとうございました。