SoftwaethatmakesSoftware

GeneXusとは? ~前編~

GeneXusってなに?

こんちには、遠藤です。

皆さまは「GeneXus」という開発ツールをご存知でしょうか?
「初めて聞いた」「名前だけは知っている」、という方もいらっしゃるのではないでしょうか?

この記事では、そんな皆さまへGeneXusがどういうツールなのかざっくりとご紹介します。


GeneXusとは、「ソフトウェアを作るソフトウェア」

GeneXusとは、業務ルールやデータ項目、画面帳票イメージを入力するだけで、その定義からアプリケーションやデータベースを自動生成する開発ツールです。

・・・これだけではイマイチピンとこないですよね。


そこで下記イメージをご覧ください。

エンジニアはGeneXusに業務要件を投入していきます。
それらが設計情報となり、GeneXusはアプリケーションやデータベースを自動生成します。


一般的な開発に比べて

  • 通常のアプリケーション開発:エンジニアは仕様に沿って、HTMLやCSS、Java、SQLなど各種言語のコーディングを行う
  • GeneXusを使用した開発:エンジニアは業務要件をGeneXusに投入する。各種言語のソースやプログラムはGeneXusが自動生成する

といった特徴があります。

つまり、GeneXusとは「Software that makes Software(ソフトウェアを作るソフトウェア)」ということです。

一昔前は「超高速開発ツール」、現在では「Low-Code開発ツール」と言われています。


ちなみに、一口に自動生成と言っても、「コーディングまったく無し!」 というわけではありません。
要件に応じた挙動や処理を実現する場合は、「GeneXus独自の言語」を記述して実装する必要があります。

「GeneXus独自の言語」と聞いてデメリットのように思われますが、実はGeneXusのメリットです。

例えば今後、保守期限などの理由でミドルウェアなどが変わり、アプリケーションの仕様を変える必要が出てきたとします。
そのときGeneXusで開発していると、自動生成する言語の種類を変更することで、新しい環境に対応したアプリケーションをすぐに生成することができます。

企業としてはサステナブルなシステムが構築でき、エンジニアとしては言語を変えて実装する手間が無くなる、うれしい開発ツールですね。


もし、GeneXusで開発する利点に興味がございましたら、こちらをご覧ください。
http://www.a-assist.co.jp/about/

※自動生成の対象としてはスマートデバイスにも対応しています。
サポートしている各種言語、DBMS製品などに関しては下記をご参照ください。

GeneXus 16 のハードウェアとソフトウェアの要件


後編では、実際にGeneXusを操作している様子をお伝えして、よりイメージを掴んで頂ければと思います。

続く